ウェブサイトをリニューアルしました
milligraphのウェブサイトをリニューアルしました。
このウェブサイトを開設してからほぼ丸5年が経ちしました。その間、継続的にウェブサイトのデザインについて学びながら、このウェブサイトをときどきリニューアルしていました。最初のものを〈バージョン1〉とすると、今回の更新は3回目で〈バージョン4〉となります。本来であれば、その途中の段階である〈バージョン2〉や〈バージョン3〉ができたときにも、今回のように「リニューアルしました」とここで報告できればよかったのですが、ある程度の満足感はおぼえつつも、報告するに値する仕上がりに達しているのかいまひとつ自信がもてませんでした。今回の〈バージョン4〉は、ようやく報告したいと思えるものができたと思います。
この機会に、過去のバージョンの特徴をここに記録しておきたいと思います。
- バージョン1
- 2019年10月に公開。HTMLファイル1の作成はすべて手入力。CSSファイル2の作成はすべて手入力。
- バージョン2
- 〈バージョン1〉のマイナーチェンジ版。
- バージョン3
- 2020年10月〜2021年12月に公開。HTMLファイルはWordPress3を利用して作成。WordPressの利用プラグインの種類や原稿の入力方法などの違いに応じて〈3.0, 3.1, 3.2〉のマイナーバージョンがある。CSSファイルはSass4を利用して作成。
- バージョン4
- 2024年10月に公開。HTMLファイルはPHP5を利用して作成。CSSファイルはSassを利用して作成。JavaScript6を導入してユーザインターフェイスを一新。
〈バージョン4〉と〈バージョン1, 2, 3〉の大きな違いは、JavaScriptを利用しているか、していないか、という点です。〈バージョン1, 2, 3〉でできたことは、紙のメディアでできることとあまり大きく違いませんでした。かろうじて「紙のメディアと違う」といえた点は、タブレットやスマートフォンなどの様々な画面サイズに応じてレイアウトを自動的に調整できる、という程度で、これらはCSSを利用して行っていました。
〈バージョン4〉ではJavaScriptを導入しました。そのおかげで、限りある画面サイズのなかで、ユーザによる操作の力を借りながら、できる限りわかりやすいプレゼンテーションを試みることができるようになったと思います。必要なものをふっと現させたり、一時的に邪魔なものを一時的に消したり、ほかのものに場所をゆずるためにさっと横に動かしたり、ということは紙のメディアではちょっとできません。
もちろんこれらのことは、ちまたの多くのウェブサイトではすでに実現できていることです。今回やっとこのウェブサイトもそれらに加われるかもしれない、というだけのことなのですが、〈バージョン4〉でそこまで漕ぎつけられたことをうれしく思っています。
- HTMLファイル
- そのウェブページの設計書、土台、背骨といえる文書。その文書をコンピュータが読み込むことで画面でウェブページを見ることができる。HTML(HyperText Markup Language)というコンピュータ言語(マークアップ言語)で書かれる。
- CSSファイル
- そのウェブページの見た目や体裁を指定する文書。ページ上の各要素のサイズや色、配置などを指定する。HTMLファイルをもとに、CSS(Cascading Style Sheets)というコンピュータ言語(スタイルシート言語)で書かれる。
- WordPress
- ウェブサービス用のコンテンツ管理システム。無料で利用でき、豊富なプラグインを用いて高品質なウェブサイトがつくれるため、世界的に広く普及している
- Sass
- CSSファイルを作成するためのコンピュータ言語(スタイルシート言語)。「Syntactically Awesome Style Sheets」の略。プログラミング言語のように複雑な処理ができるので、CSSファイルを効率的に作成することができる。
- PHP
- コンピュータ言語(プログラミング言語)のひとつ。「PHP: Hypertext Preprocessor」の略。PHPファイルを作成してウェブサーバに置くことで、必要なHTMLファイルを自動で作成して、ユーザのコンピュータに供給することができる。
- JavaScript
- コンピュータ言語(プログラミング言語)のひとつで、HTMLやCSSと並ぶウェブ技術の中核となる言語のひとつ。ユーザのコンピュータ内で動くので、その時々のユーザの操作に応じてきめ細かな処理を実行できる。