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フォントのデザイン
Mountain
スタンダードなサンセリフ体1。このウェブサイトの見出し部分に使用され、milligraphのロゴタイプのベースにもなっている。
- サンセリフ体
- 「セリフ」とは文字の形を構成する要素の一種。文字の線の末端で、線と垂直な方向へ〈つば〉のように短くとび出している部分を指す。「セリフ」をもつ書体は「セリフ体」、もたない書体は「サンセリフ体」に分類される
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フォントのデザイン
Mountain
太さ:W1。かねてからオリジナルの標準的なサンセリフ体がほしいと思っていたのでこの書体を制作。多くのプロジェクトで使用しながら、折をみて改善を続けている
太さ:W2
この書体の制作過程では、小文字の「a」と「s」の形の調整に時間をかけたので、その結果これら2つの文字が、ほかの文字の形を整えるときにまずはじめに参照される基準となった。とりわけ調整に時間を費やしたのが上半身のアーチ部分
太さ:W3
「a」と「s」はその下半身に安定感を感じられるようにしたかったので、下半身の横幅にくらべて、上半身の横幅がやや狭めに感じられるように、アーチ部分の先端部を文字の内側に引き込んでいる
太さ:W4
アーチ部分の先端部の巻き込み具合を大きくすると、文字の骨格の形状が明確になるため、文字としての視認性が上がりやすい。逆に巻き込み具合を小さくすると、視認性がやや下がるデメリットはあるものの、文字の線が外側に開くことによって開放感のようなものを感じられるので、その感覚もぜひ取り入れたかった。その両者のバランスがちょうどいいと思えるポイントを繰り返し探った
太さ:W5
アーチ部分の先端部の位置や、そこからはじまる文字の線の傾きの角度を変えると、それに伴ってアーチ全体の表情が変わる。敏感に反応してさまざまに表情を変える様子は、まるで人の顔の眉毛のよう。そういった表情から受ける印象が、その文字の形を決定する決め手になるケースが多い
太さ:W6



















