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キャンペーンのデザイン

医福食農連携食でつながる
イノベーション

食や農が医療や福祉の分野と連携する新しい取組みが始まっている。参考やヒントとなるさまざまな事例を紹介するキャンペーン。
  • 農林水産省
    日本の食を広げるプロジェクト
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キャンペーンのデザイン

医福食農連携食でつながる
イノベーション

事例集
日本全国から「医福食農連携」の参考となる事例を20か所ピックアップして紹介するパンフレット。その表紙
W148 × H210 mm/48ページ
事例集
イントロダクション。キャンペーンの概略を伝える。メインイメージにはイラストを使用して、全体にわたって優しい雰囲気に
事例集
イントロダクション。「医福食農」の各拠点を点線でつないで「連携」を表現している
事例集
中扉。すべての事例の一覧も兼ねる。携わる人びと、取組みから生まれた野菜や料理、その土地の風景などの写真と、全事例における通し番号の数字を組み合わせて、それぞれの事例を端的にあらわすマークを20個作成した
事例集
事例の紹介。ひとつの事例につき見開き2ページを使って紹介する。ページのフォーマットとしては、ページの上段を図解のエリアに、下段をテキストのエリアに割りあてた。本文ブロックを見開きの下端に寄せるように配置しその上に見出しブロックを右端同士が揃うように乗せることによって、テキストのエリアをできるだけコンパクトにまとめている。そうして生まれた残りの広いスペースを図解のエリアにあてている
事例集
事例の紹介。図解の見せ方としては、まず「医福食農」の各拠点の写真を順番に並べて次にその上に各拠点の役割を端的に表したマークを配置し最後にそのマーク同士を点線の矢印でつなぐことによって、各拠点が連携する様子を説明している(次へつづく)
事例集
事例の紹介。(前からのつづき)各事例によって連携の仕方はさまざま。それに応じて図解でも、「マーク」「点線」「写真」の組み合わせが柔軟に変化する。この、3種類の要素を使い回しながら図解するという方針は、実際に作業してみて非常にレイアウトしやすかったのがうれしい発見だった。写真とマークはサイズと見た目の性格がだいぶ違うので、お互いに干渉しあうことを心配しないで、内容の説明のための最適な位置に自由に配置することができる。実際に位置を決め、シールを貼るようにマークを写真の近くに添えると、それぞれがお互いに意味的、視覚的に補強し合えた(次へつづく)
事例集
事例の紹介。(前からのつづき)また、各事例で入手できる写真の点数や品質にばらつきが生じてしまうのはどうしてもやむをえないところだが、写真が少ないケースでも、マークや矢印で空間を埋めることで紙面に必要な視覚的な緊密感を維持しやすかった。
この見開きでは、マークに加えて点線も写真の上にのせることにより、あたかも前者と後者の2つの透明な層があるかのように見える効果が生まれ、そのおかげで紙面に奥行感・立体感を与えることもできた
事例集
事例の紹介。すべての事例において本文はゴシック体の縦1段組それぞれの事例では各プロジェクトに携わる方々のコメントをピンク色の吹き出しで紹介する
事例集
事例の紹介。この事例は「認定証」を大学や病院などの施設に交付するというものなので、ここの図解では複数の交付先へ向かう矢印の先にひとつひとつミニ認定証を据えることで、事例の特徴を示している
事例集
事例の紹介。複雑な連携の場合でも、できるだけわかりやすい図になるように、連携の関係を解きほぐして図示することに配慮した
事例集
事例の紹介。図解の中の写真は、説明に必要な部分だけに焦点を当てるために、切り抜き処理をして背景などを取り除いている。その切り抜きの輪郭線はもとの写真に忠実な線の形には必ずしもこだわらずに簡略化したラインに変更したり、もともとは別の写真だが同じタイプのものをいくつか組み合わてひとつの写真へと合成したりなど、写真をその都度アレンジして親しみやすい紙面になるようこころがけた
事例集
事例の紹介。図解エリアの末尾には、このサービスを利用した一般のユーザーの声と、このプロジェクトを連携の良い事例として選んだ選定委員の声を、罫線で囲んだ吹き出しで掲載。マークの配色は、暖色系をメイン、紫とグレーをサブとした配色にして、まとまりがありながらバラエティを感じられるようにもしている
ポスター
事業所などに掲示するポスター。全国各地の人びとの写真を野菜や料理などの写真と組み合わせてマークをつくり、コメントとともに連携をあらわすイラストの上に配置。右下にある円弧上の白いスペースは、紙面に明るさを与えるためと、ロゴを引き立たせるためのもの
B2サイズ
事例集の要約版
すべての事例をコンパクトにまとめたフライヤー(チラシ)。おもて面。事例集の中扉とポスター、その2つの折衷版といえるレイアウト
A4サイズ
新聞広告
新聞用のモノクロ原稿。ポスターとほぼ同じ内容
15段サイズ
雑誌広告
記事広告ページ。健康雑誌などで1つの見開きにつき2つの事例を紹介する。事例集の原稿をそのまま広告サイズに移植したもの
約W210 × H297 mm
雑誌広告
記事広告ページ。この雑誌広告の制作では、予定されていた日程によると、まず事例集の原稿を完成させてから続いてこれらの広告の制作を行う、という順番だったが、その2つの作業の間に時間的な余裕がほとんどなく、厳しい進行を強いられることが事前に予想された。そのため、広告のレイアウトフォーマットの考案と、事例集から広告サイズへ移植する作業手順についての検討を、スケジュールの早い段階から着手した(次へつづく)
雑誌広告
記事広告ページ。(前からのつづき)広告のレイアウトフォーマットの考案をかなり前の時点から始めたかいがあって、実際に事例集の原稿が完成して広告へ移植するという段階になった際は、事前に整えた手順通りに入稿までゆとりをもって進行することができたように思う。この経験は、今後厳しい日程のなかで作業を行う必要が生じた場合に、十分な質を保つために活かすことができそうな有意義なものとなった