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ポスターのデザイン

Mantaray

架空の自転車のポスター。抽象化した車体と時間感覚の伸縮を表す文字。高速移動という非日常の体験を表現するグラフィックの試み。
  • W728 × H1030 mm
  • 自主制作
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ポスターのデザイン

Mantaray

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グラフィックデザイナーとしての針路に悩んでいた時期に制作。さまざまなカルチャーからの影響が見受けられる
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自転車の表現は、ミュージシャン〈Björk〉のCDジャケットから強く影響をうけてつくってみたもの。3次元CGソフトウェアをつかって物体に模様を貼り付け、その模様のみを1枚の画像として描き出すと、その物体の3次元の形状が豊かな立体感とともに視覚的に抽出される。もともとは単なる2次元の模様でしかないものが、連続的にさまざまに変化すると3次元の物体の形状として人の眼と脳に知覚される、という現象に強く魅了された。なおポスターの題材とした自転車は、学生時代に自分で考案した架空のもの
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全体に散らしている砂礫の表現は、漫画〈AKIRA〉からの影響によるもの。焼いたパンくずをイメージスキャナの上にばら撒き、それを高解像度でスキャニングして得られた画像データを用いている。時間を表す数字をノイズのように帯状に配置している表現は、グラフィックデザイングループ〈The Designers Republic〉や〈Tomato〉からの影響が大きい。砂礫と数字のふたつを重ねて垂直方向に流すように配置することで、重力が消えたり時間が止まったり伸び縮みしたりするような非日常的な感覚を表そうとした
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Univers
45 Light Oblique
ポスターの文字
Univers
45 Light Obliqueと
ポスターの文字
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「go」の文字は書体「Univers 45 Light Oblique」をベースにアレンジしたもの。「g」と「o」のふたつの玉をふたつの車輪が躍動しているように見せたかったので、「g」の玉と縦線が接する部分を曲線でつなげて、斜めに傾く度合いをやや増すことで、精悍な筋肉を思わせる印象を加えている