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milligraphの情報を定期的にお知らせしています。
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ウェブサイトを更新しました(ver. 5)

milligraphのウェブサイトを更新しました。今回は、セクション〈project〉で紹介する制作物の図をよりわかりやすく解説するために、その内容と手法を改善しました。 /キャプションの内容の充実── これまでのバージョンでも、図に添えるキャプションの文章でおもにデザインの意図について綴ってきましたが、今回内容を大幅に書き足しました。「確かこの時はこういうことを考えてつくってたな」とか、「この手法がこの時うまくいっていたのはどうしてだろう」とか考えながら書き進めていったものです。読む人にとって果たして価値があるのかどうかあやしい文も多々あるかと思いますが、それでもどなたかの役に立てることもあるかもしれないと思い、記しています。 /図の部分を強調する動作の改善── 前回の〈バージョン4〉で、キャプション文の中にボタンを設けました。たとえば「この部分が○○である」という文字列のボタンが押されると、図の中の「この部分」に該当する部分を視覚的にわかりやすく強調することで、キャプションの説明を補助するためのものです。今回の〈バージョン5〉では、キャプションが画面内にスクロールして来たら、その強調する動作が自動でも発動するように変更しました。その結果アニメーションが格段に増えたので、サイトとして楽しくなったと思います。 /キャプションへの操作ボタンの追加── 画面が小さいためにキャプションと図が重なり合って内容が見にくい場合への対策として、キャプション、図の全体、図の部分の強調表示、の3者のどれを優先的に見たいのかをユーザーが選べるように、以下の操作ボタンを新たに導入しました。これらのボタンは必要なときにだけ表示されます。
    キャプションの表示と非表示を切り替えるためのボタン図の部分の強調の表示と非表示を手動で切り替えるためのボタン /SVGの導入── 図の表現力を上げるためにそのデータ形式にSVGを導入しました。図の強調部分の図形としては、前回のバージョンまで円形と四角形しか描けませんでしたが、今回からSVGの機能によってほぼどのような図形でも描けるようになりました。グラフやイラストを用いてデータをわかりやすく伝えることのできる「インフォグラフィックス」にしばらく前から関心を持っていたので、このSVGの導入は今後それを修得するための基礎になっていくと期待しています。
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SVG
ウェブサイトやアプリケーションで使用される画像のデータ形式。「Scalable Vector Graphics(変倍可能ベクターグラフィック)」の略。画像を拡大縮小しても画質が劣化しないのが特長。HTMLがテキスト向けのものとすれば、SVGはグラフィック向けのものといえる。XML(Extensible Markup Language)をベースとして派生したコンピュータ言語(マークアップ言語)。
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ウェブサイトをリニューアルしました

milligraphのウェブサイトをリニューアルしました。 このウェブサイトを開設してからほぼ丸5年が経ちしました。その間、継続的にウェブサイトのデザインについて学びながら、このウェブサイトをときどきリニューアルしていました。最初のものを〈バージョン1〉とすると、今回の更新は3回目で〈バージョン4〉となります。本来であれば、その途中の段階である〈バージョン2〉や〈バージョン3〉ができたときにも、今回のように「リニューアルしました」とここで報告できればよかったのですが、ある程度の満足感はおぼえつつも、報告するに値する仕上がりに達しているのかいまひとつ自信がもてませんでした。今回の〈バージョン4〉は、ようやく報告したいと思えるものができたと思います。 この機会に、過去のバージョンの特徴をここに記録しておきたいと思います。 /バージョン1── 2019年10月に公開。HTMLファイルの作成はすべて手入力。CSSファイルの作成はすべて手入力。 /バージョン2── 〈バージョン1〉のマイナーチェンジ版。 /バージョン3── 2020年10月〜2021年12月に公開。HTMLファイルはWordPressを利用して作成。WordPressの利用プラグインの種類や原稿の入力方法などの違いに応じて〈3.0, 3.1, 3.2〉のマイナーバージョンがある。CSSファイルはSassを利用して作成。 /バージョン4── 2024年10月に公開。HTMLファイルはPHPを利用して作成。CSSファイルはSassを利用して作成。JavaScriptを導入してユーザインターフェイスを一新。 〈バージョン4〉と〈バージョン1, 2, 3〉の大きな違いは、JavaScriptを利用しているか、していないか、という点です。〈バージョン1, 2, 3〉でできたことは、紙のメディアでできることとあまり大きく違いませんでした。かろうじて「紙のメディアと違う」といえた点は、タブレットやスマートフォンなどの様々な画面サイズに応じてレイアウトを自動的に調整できる、という程度で、これらはCSSを利用して行っていました。 〈バージョン4〉ではJavaScriptを導入しました。そのおかげで、限りある画面サイズのなかで、ユーザによる操作の力を借りながら、できる限りわかりやすいプレゼンテーションを試みることができるようになったと思います。必要なものをふっと現させたり、一時的に邪魔なものを一時的に消したり、ほかのものに場所をゆずるためにさっと横に動かしたり、ということは紙のメディアではちょっとできません。 もちろんこれらのことは、ちまたの多くのウェブサイトではすでに実現できていることです。今回やっとこのウェブサイトもそれらに加われるかもしれない、というだけのことなのですが、〈バージョン4〉でそこまで漕ぎつけられたことをうれしく思っています。
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HTMLファイル
そのウェブページの設計書、土台、背骨といえる文書。その文書をコンピュータが読み込むことで画面でウェブページを見ることができる。HTML(HyperText Markup Language)というコンピュータ言語(マークアップ言語)で書かれる。
2
CSSファイル
そのウェブページの見た目や体裁を指定する文書。ページ上の各要素のサイズや色、配置などを指定する。HTMLファイルをもとに、CSS(Cascading Style Sheets)というコンピュータ言語(スタイルシート言語)で書かれる。
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WordPress
ウェブサービス用のコンテンツ管理システム。無料で利用でき、豊富なプラグインを用いて高品質なウェブサイトがつくれるため、世界的に広く普及している
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Sass
CSSファイルを作成するためのコンピュータ言語(スタイルシート言語)。「Syntactically Awesome Style Sheets」の略。プログラミング言語のように複雑な処理ができるので、CSSファイルを効率的に作成することができる。
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PHP
コンピュータ言語(プログラミング言語)のひとつ。「PHP: Hypertext Preprocessor」の略。PHPファイルを作成してウェブサーバに置くことで、必要なHTMLファイルを自動で作成して、ユーザのコンピュータに供給することができる。
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JavaScript
コンピュータ言語(プログラミング言語)のひとつで、HTMLやCSSと並ぶウェブ技術の中核となる言語のひとつ。ユーザのコンピュータ内で動くので、その時々のユーザの操作に応じてきめ細かな処理を実行できる。