第2部、第2章、〈実学としての都市形成史〉。本文が1段組のページで多くの図版を見開きに収めなくてはいけない場合に、なかなかはかどらずに焦慮することがある。図版の配置のバリエーションをあれこれつくって比較検討しようとすると、本文が2段組であれば自らの位置を上下左右に移動するだけでなく形を柔軟に変えて場所を空けたり埋めたりすることで、バリエーション作成に全面的に協力してくれるのだが、1段組の本文は形を変えられず上下にも移動できないために、広いスペースを占有しつづけてせいぜい位置を左右に移動することでしか協力してくれない。そのためなかなか困ってしまうのである